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絵本を楽しもう! vol.21
「 なにしてる なにしてる 」
この絵本は1968年に『おんなじおんなじ』が発表されてから55周年を迎える「ぶうとぴょんのシリーズ」の第3弾として、10年後に出版されました。今から45年前の話です。まず表紙から不思議です。主人公のぶうとぴょんが後ろ向き
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絵本を楽しもう! vol.20
「 ちいさいじどうしゃ 」
90年近くも愛され続けている1934年のアメリカの作品です。日本で翻訳されたのが1971年ですから、50年以上読み継がれていることになります。この絵本が好評を博し、シリーズ化され、今でも9作品が出版され続けています
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絵本を楽しもう! vol.19
「 いたずらこねこ 」
1956年のアメリカの作品で、日本でも1964年に紹介されているので、もう60年も読み継がれています。48ページと絵本としては少々長いですが、裏表紙には読んであげるなら2才から、自分で読むなら小学校初級向きと書いて
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絵本を楽しもう! vol.18
「 いっぱいやさいさん 」
いかにもまどさんらしい文章です。「きゅうりさんは、きゅうりさんなのが うれしいのね。」で始まり、1見開きに一つの野菜が、誇らしげに、喜びにあふれんばかりに紹介されていきます。自分が自分であること、アイデンティティを
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絵本を楽しもう! vol.17
「 あがりめ さがりめ 」
サブタイトルに「おかあさんと子どものあそびうた」とあるように、手遊びや身体を使った遊びのためのわらべうたから、代表的なものを15曲集めて紹介しています。わらべうたを知らない世代も増えているようですが、幼い子どもたちが
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絵本を楽しもう! vol.16
「 がたんごとんがたんごとん 」
作者の安西水丸氏は、1970年代より、小説、漫画、絵本、エッセイ、広告など多方面で活躍したイラストレーターです。この絵本は、1987年の作品ですが、たちまち幼い子どもたちに大人気となり、既に250万部を超える発行部数に
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絵本を楽しもう! vol.15
「 ぼくにげちゃうよ 」
この絵本の原題は「THE RUNAWAY BUNNY」。母親から逃げ出そうと試みる子うさぎと、なんとかそれを追いかけ、阻止しようとする母親の問答が繰り返されるお話です。子うさぎの発想が実に子どもらしいですね
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絵本を楽しもう! vol.14
「 おやすみなさいコッコさん 」
「コッコさんシリーズ」全7冊ある中で、最初に出版された絵本です。1982年に月刊誌「年少版こどものとも」の9月号として登場しましたが、翌年の1983年に「だーれもいない だーれもいない」、続いて1984年「コッコさん
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絵本を楽しもう! vol.13
「 ぞうさん 」
2016年の発行ですから、比較的新しい絵本です。しかし「ぞうさん」の歌を知らない人はいないでしょう。おそらく一番よく歌われている童謡ではないでしょうか。まどさんが「ぞうさん」の詩を書いたのが1951年ですから