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絵本を楽しもう! vol.12
「 おつきさまこんばんは 」
林明子さんの福音館あかちゃんの絵本「くつくつあるけのほん」全4冊のうちの1冊として1986年に出版されました。もう30年以上愛され続けてい ます。まず表紙から見てみましょう。濃い紺色の背景に、黄色い輪郭の大きなまん丸
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絵本を楽しもう! vol.11
「 ねないこだれだ 」
1969年発行ですから、今年でちょうど50周年を迎えます。著者のせなさんのデビュー作である「いやだいやだの絵本」全4冊のうちの一冊です。「いやだいやだ」「にんじん」「もじゃもじゃ」も幼い子どもに大好評ですが、この
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絵本を楽しもう! vol.10
「 おやすみなさい1,2,3 」
「かず」の絵本は、数多く出版されています。そのうち数字を覚えるためのお勉強的な絵本が多数を占めていることも事実です。しかしこの絵本は、一風変わっています。まず表紙。絵本には珍しく、バックの色が紫一色です。そして帽子
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絵本を楽しもう! vol.9
「 おひさまあはは 」
なんともインパクトのある表紙が、目を引き付けます。おひさまに顔が描かれ、ピッカピカに光輝きながら、豪快に口を大きく開けて、大笑いしているのですから。「あはは」というより「わっはっは」という笑い声が聞こえてきそうです
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絵本を楽しもう! vol.8
「 ちいさなうさこちゃん 」
このオランダ生まれのうさぎは、イギリスの「ピーターラビット」と並んで世界中で最も有名なうさぎと言っても過言ではないでしょう。「ミッフィー」で覚えている人もいるでしょうが、それは英訳した時の名称で、特に意味があるわけで
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絵本を楽しもう! vol.7
「 くだもの 」
幼い子どもたちに大人気のロングセラー絵本の中に、食べることがテーマになっているものが多いことは、興味深いことです。「ぐりとぐら」(福音館書店)「はらぺこあおむし」(偕成社)「しろくまちゃんのほっとけーき」(こぐま社)
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絵本を楽しもう! vol.6
「 しろくまちゃほっとけーき 」
1970年から出版が始まった「こぐまちゃん絵本シリーズ」は全15冊発行されました。日本の子どもたちがはじめてであう絵本をコンセプトに日本の色にこだわり6色が使用されています。また、こぐまちゃんのフォルムも日本の伝統工芸
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絵本を楽しもう! vol.5
「 きんぎょがにげた 」
「ハイハイ」を覚えた赤ちゃんは、初めて自分の力で、今までより広い範囲の世界を知ろうと動き回ります。それにおとなが「まてまてまて」と追いかけると、喜んで逃げ出すという遊びにつながっていくのです。よちよち歩きができるよ
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絵本を楽しもう! vol.4
「 もこもこもこ 」
赤ちゃんはオノマトペ(擬音語・擬態語)が大好きです。胎内にいる6か月には赤ちゃんの聴覚は確立されていると言われます。勿論羊水を通して聞こえてるのですから、ことばとして聞いているわけではありません。その頃から周りの大人